九州をアツくしたい

NEOWAKA vol.1

弥永 拓也さん
九州大学大学院 芸術工学府 修士2年

デザインを用いて地域活性化を行う学生クリエーター。「高菜飯」という地域のラーメン屋にある高菜を活用したまちおこしイベントを仕掛け、久留米市田主丸町にある喫茶店「道の喫茶もり辺」のブランディングを手がけるなど幅広く活躍している。現在は、「九州ワカスタ」を立ち上げ、今後の活動が注目されている。



 

———なぜワカスタで九州支部をつくろうとしたのか。

大きな理由は三つあります。1つ目は、ADKのインターンに参加して、東京の学生の勢いに圧倒され、九州も負けてられないなと思ったことです。2つ目は、2014年度のワカスタ主催のワカスタビジコンに参加させていただいて、運良くクライアント賞を頂いたことです。当時、関東、関西にしかなかったワカスタが九州にもあったら…と思い、クライアント受賞の勢い任せてワカスタ代表の藤本さんに「九州にも、ワカスタ作りませんか?」とお願いしたところ、即答でオッケーをもらいました。これが発足のキッカケです。そして、3つ目は、自分の専攻とも関係してくるのですが、私は地域ブランドを専攻しいて、今の地方が置かれている現状にすごく課題感を感じています。少子高齢化とか人口流出とか。九州ワカスタが、これの課題解決に少しでも寄与するのではないかと思い、藤本さんと共に九州ワカスタを発足させていただきました。

———ワカスタ九州で今後行っていきたいことは。

九州のクライアントさんとタイアップし、九州の若者の力を世の中へ発信しながら、地域に貢献していくことです。九州ワカスタのスローガンにも掲げた「アツくいこう。」のように、外から見て九州の学生アツいな!って思っもらえて、仕事のオファーが舞い込んで来たら嬉しいですね。

———様々活躍されている弥永さんの“原動力”は。

“コトをカタチにしていくこと”が私の原動力だと思います。以前、個人的に、福岡県南区大橋で博多ラーメンの辛子高菜を具材におにぎり「高菜飯」を八軒のラーメン店と協同で販売する企画を行いました。これも地域活性化が一つの目的ですが、友人と飲みながら「辛子高菜にフィーチャーしたイベントがあったら面白くない!?」と友人と話をして、6人学生メンバーで企画を作り上げて、約半年後には高菜飯を大橋駅前で販売していました。このように私はコトを創ることに凄く関心がり、それが原動力になっているのだといます。

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———将来どうなりたいか。

ある有名なイノベーターの言葉で、「一番創造性の高い思考モードというのは、まさに論理思考と非論理思考の中間にある」という言葉があります。つまり、論理的過ぎず感情的過ぎないアイデアが、世の中を変えていくそうです。私は、この言葉を肝に銘じ、プロデューサーとして活躍したいなと思っています。

———他のクリエイティブ学生に一言。

九州ワカスタは、九州をアツくする学生を求めています!一緒に、世間を賑わせましょう!

 

インタビュー2

名前:弥永拓也
パーソナリティ:九州ワカスタ発起人、ワカスタ九州初期リーダー
学歴:
2015年現在、九州大学芸術工学府デザインストラテジー専攻修士2年。
2014年、九州大学芸術工学部環境設計学科、卒。
クリエイティブ歴:
2013年〜現在、「だんだんキャンバス」読売新聞掲載
2014年「道の喫茶もり辺」ブランディングデザインプロジェクト
2015年「高菜飯」西日本新聞掲載, 「Specialist RELAY Competition」、ワカスタビジコンクライアント賞受賞(大塚食品部門)